糖尿病予防やダイエットは血糖値の正常値内でのコントロールが重要

炭水化物

 

国民病ともいえる糖尿病。患者数は年々増えており、予備軍も含めると2000万人とも言われています。
日本人はもともと糖尿病になりやすい遺伝子を持っているともいわれており、食生活や生活様式の変化も含め深刻な状況です。

 

従来糖尿病対策にはカロリー制限が有効という考え方が常識と考えられてきました。
また日本糖尿病学会の出しているガイドラインも炭水化物を中心としてタンパク質と脂質の3大栄養素を摂るよう推奨しています。
栄養学的にも3大栄養素の中で炭水化物を60%摂るようにした構成と、そこにカロリー計算に基づいた食事が推奨されています。

 

しかし近年、炭水化物中心の食生活による血糖値の急激な上昇の繰り返しが糖尿病のひとつの要因と考えられるようになりました。

 

また血糖値のコントロールは糖尿病だけでなくダイエットにも非常に有効と考えられるようになってきました。
カロリー制限よりも糖質制限により血糖値を上げないことがダイエット非常に有効で食事量もあまり気にすることがありません。

 

ダイエットは糖尿病の予防だけで行うということではないですが、結果として糖尿病の予防にもなりますので無関係ではありません。
血糖値の上昇は糖尿病や肥満・メタボに繋がりますし、肥満・メタボや結果として糖尿病の引き金になります。

 

糖尿病の予防もダイエットも血糖値の正常値内でのコントロールが大切です。

 

そもそも肥満・メタボ、そして糖尿病の原因とは

糖尿病の引き起こす原因のひとつとされている肥満やメタボリック症候群。

 

摂取した炭水化物がブドウ糖として体内に取り込まれたものが消費しきれずに脂肪として蓄積されることなどが要因のひとつです。
炭水化物は消化され吸収されると血中にブドウ糖として流れ血糖値を上げます。
それがインスリン(インシュリン)が分泌されることでブドウ糖は体内に吸収され血糖値を下げることになります。

 

この時取り込まれたブドウ糖が消費しきれないでいると脂肪として蓄えられることになり、この状態が続くことで肥満に繋がります。

 

肥満・メタボの原因と弊害

肥満状態が継続し拡大していくと満腹感を感じにくくなり、より多く食べなければならなくなってきます。

 

過剰な食事や炭水化物の摂りすぎで高血糖な状態が続くとインスリンも出続けることになりより多くのエネルギーが取り込まれます。
取り込まれたエネルギーが消費し切れずに余ると脂肪として蓄えられます。
こうなるとさらに血糖値を高めてしまい肥満へと加速していくことになります。

 

肥満やメタボになっていくと満腹も感じにくくなり摂取するカロリーが高くなっていきます。
満腹感は血糖値が上がることで感じるのですが、肥満やメタボにより満腹感を感じにくくなるとより血糖値を上げる必要が出てきます。
高血糖な状態が続くことでインスリンも常に作用し続けることになります。

 

結果としてインスリンが作用しにくくなったり(耐性が付く)インスリンを分泌している脾臓(すい臓)が疲労して分泌しにくくなります。
このようなインスリンの作用が効きにくくなる状態になると血糖値のコントロールする力が弱まってきます。

加えてインスリンの作用が弱まると、脂肪から遊離脂肪酸出て来て血糖値が上昇することも分かっています。

 

肥満になっていくとまさに下記のような
血糖値が高くなる(炭水化物の摂りすぎ等) ⇒ 脂肪として蓄積 ⇒ インスリンが作用しにくくなりさらに高血糖 ⇒ 肥満拡大
負のスパイラルに陥っていきます。
この状態になると非常にまずいので、早期に対策が必要です。

 

肥満(メタボ)は血糖値を上げるためにたくさん食べなければならなくなります。
しかし上がった血糖値が下がりにくくなっていくなど糖尿病に繋がるなどの懸念が出て来るので痩せる必要が出て来るのです。
血糖値をコントロールすることはダイエットにも有効です。

 

血糖値は炭水化物(糖質)の摂取による糖質で上がる

従来肥満防止・ダイエットは、血糖値のコントロールより摂取カロリー量によって行うのが有効と言われてきました。

 

炭水化物・タンパク質・脂質の中で一番カロリーが高いので脂質の摂りすぎが太る元凶と考えられてきたためです。
しかし年々脂質の摂取量が減っているにも関わらず肥満は増え続けており、脂質悪玉説が覆されてきました。

 

最近の研究の結果、肥満・メタボはむしろカロリーではなく糖質の摂取による血糖値の上昇が関係していると分かって来ました。
むしろ糖質摂取が増えたら肥満が増えることになってしまうという事実が判明してしまいました。

 

上記でも記述しましたように糖質を摂取するとブドウ糖として吸収され血液に入り血糖値を上げます。
そうするとインスリンが分泌されブドウ糖はエネルギーとして筋肉や脂肪細胞に取り込まれ血糖値を下げます。
しかし筋肉に蓄えられる糖質は上限があるので、その上限を超えたり余った糖質は脂肪細胞が引受先になり中性脂肪として蓄えられます。
通常は脂肪細胞で蓄えられた中性脂肪は分解され血液中に流れて利用されるのですが、肥満になるとインスリンはこの作用も抑えてしまいます。

 

人の体は長い歴史の中で飢餓に備えるようにできており、糖質を中性脂肪に変えてエネルギーを備蓄するようにできています。
インスリンは飢餓に備えるべく、余ったエネルギーを(特に糖質はエネルギーになりやすい)蓄える重要な働きを持っているためです。
しかしエネルギーが過剰に摂取され、エネルギーに変えやすい糖質が過剰に摂取される現代は肥満に直結するわけですね。

 

糖質を摂りすぎることによりインスリンを出す膵臓の機能が疲弊して低下すると血糖値が下がりにくくなってしまいます。
さらに肥満はインスリンの作用が悪くなるのでさらに悪循環になってしまうのは前述の通りです。

 

糖尿病の原因とは

糖尿病は糖質による血糖値の上昇が関係しています。

 

上記のように血糖値の急上昇により処理しきれなかった糖が中性脂肪として蓄えられたりしての肥満化はインスリンを効きにくくします。
あるいは糖質の摂りすぎが長く続きインスリンを出す膵臓への負担による機能低下もインスリンが効きにくくします。
結果血糖値が下がらなくなるのが「糖尿病」です。

 

一般的に血糖値やヘモグロビンA1c値が一定の基準を超えている状態が糖尿病です。
糖尿病にはT型とU型がありますが、ほとんどがU型です。
T型は先天的に自己免疫疾患などによりインスリンがほとんど分泌されないなどの要因で起こります。
U型は生活習慣や肥満によるところが大きな要因です。

 

注意が必要なのは糖尿病は肥満やメタボだけがかかるものではありません。
痩せていてもメタボじゃなくても高血糖な状態が続いたり内臓脂肪が多い人もかかる病気です。
早食いドカ食いによる血糖値の急上昇や血糖値を下げるために膵臓の負担を強いる状態が長いと糖尿病になる確率が高くなります。

 

もともと日本人は膵臓(すい臓)が先天的遺伝的に弱いので欧米人に比べて糖尿病になりやすい傾向があります。
また日本人は欧米人に比べて肥満になりにくい代わりに糖尿病になりやすいのも特徴です。
極端な肥満は欧米人よりも少ないにも関わらず糖尿病が増えているのが現状です。

 

隠れ糖尿病も注意

糖尿病の判断は以下の基準値で判断されます。

 

通常空腹時血糖値
110mg/dl未満は正常型
110〜126mg/dl未満が境界型
126mg/dl以上が糖尿病

 

食事後2時間血糖値
140mg/dl未満は正常型
140〜200mg/dl未満が境界型
200mg/dl以上が糖尿病

 

糖尿病になると治療完治はなかなか難しいですが境界型は食生活などを改めれば回復が望めます。
一般的に糖尿病になる12年程度の前から空腹時血糖値が高く。境界型の時期はおよそ9年程度もあると言います。
この境界型の時期に対処すれば糖尿病は回避できる可能性も大きいです。

 

ただし医者も本人も気が付ない「隠れ糖尿病」が最近問題になっています。
この隠れ糖尿病とはどういうものか。

 

この隠れ糖尿病は、空腹時血糖値は正常値内でも食後に血糖値が基準値を超え高血糖になってしまう症状をいいます。
食後高血糖にもかかわらずしばらくすると正常値に戻ってしまうことから見つかりにくく、この隠れ糖尿病の数が相当多いと考えられています。
定期健診などはほとんど空腹時に採血をして血糖値を測定するのでなかなか見つかりません。
(空腹時に正常値を超えている場合は相当症状が進んでいる状態です。)

 

この隠れ糖尿病は糖尿病予備軍かすでに糖尿病の初期状態であると考えて対処が必要です。
また糖尿病によるさまざまな健康弊害(心血管の病気など)も正常値の人よりも高いので注意が必要です。

 

どんな食べ物に糖質が多く含まれている?

糖質は一般的には炭水化物と認識されていますが、炭水化物は糖質+食物繊維です。
食物繊維を除いたものが糖質です。
どんな食品や飲料が糖質量が高いかを把握して摂取することは、糖尿病の予防や対策、ダイエットにはとても大切です。

 

糖質を多く含む食品や飲料として

糖質を多く含むのをいくつか挙げると以下のようなものが挙がります。
カロリーは低くても糖質が多いものは血糖値を上げるのでご注意ください。

白米(ごはん)、パン、麺類、シリアル食品、米や小麦・トウモロコシなどの穀物やそれらを精製したもの。
あるいはかぼちゃ、レンコンやニンジン・ジャガイモやサツマイモなどの根菜類、果物類。
これらは消化のスピードに違いはあっても糖質を多く含む食品です。

 

一見体に良さそうな野菜やそばなど低カロリー食品でも糖質を多く含みカロリーに関係なく血糖値を上げるものもあるので注意が必要です。
カレーやハヤシライスのルーも日本の製品は小麦粉が多く使われているので注意が必要です。

 

スナック菓子等も原料が小麦や米類が大半で加工されている分血糖値を上げやすい食品です。
砂糖を多く含む清涼飲料水は吸収が早いため急激に血糖値が上昇させます。

 

低カロリーに思える春雨もでんぷん質なので糖質を多く含みます。
ケチャップや白味噌、オイスターソース、コンソメ、みりん、片栗粉、はちみつなどの調味料類、
野菜ジュース、糖質が少ないイメージの微糖コーヒーなども注意してください。
加工食品で言えば佃煮、砂糖や糖質が多く使われている和菓子なども注意してください。

 

最近は栄養表示で糖質量などがパッケージ裏などに印刷してあるので確認するといいでしょう。

 

ヘルシーと言われている日本食も白米を中心に根菜類、芋類、かぼちゃなど糖質が多い食材が使われることが多いので気を付けたいです。
またそれらを砂糖で味付けするので糖質は必然的に多くなっていきます。

 

アルコールではビールや日本酒なども糖質が多く含まれます。
アルコールのカロリーはエンプティカロリーといって熱として放出されるので蓄積しにくいと言われています。
しかし含まれる糖質は血糖値を上げるので摂取には配慮が必要です。

 

逆に焼酎やウイスキー・ブランデーなどの蒸留酒は糖質を含まないので糖尿病の予防やダイエットには向いています。
ただし飲み過ぎは肝臓の負担を増やしブドウ糖の処理に影響しますのでくれぐれも控えめに。

 

肝臓でのアルコール分解時に中性脂肪を合成します。
またインスリンの働きで筋肉などに蓄えきれず余ったブドウ糖は肝臓に蓄えられます。
しかし飲み過ぎによる肝臓への負担はブドウ糖を蓄える機能の低下させるの心配も出てきます。

 

糖尿病の予防やダイエットには血糖値を上げない・血糖値を下げる

ダイエット

 

糖尿病の予防やダイエットには急激に血糖値を上昇下降させないことが重要なのはすでに述べている通りです。
それには食事に気を付けるしかありません。

 

もちろん運動でエネルギーの消費を促したり筋肉を付けるなどして基礎代謝を上げることなども大切です。
運動が血糖値や糖尿病の予防によいことは知られています。
しかし食事による血糖値のコントロールは何よりも重要です。

 

ではどのようにして血糖値を上げない・上がった血糖値を下げるといったコントロールをするか。
そこで取り上げたいのが今話題になっている「糖質制限」(炭水化物制限)です。

 

従来はカロリー数によるコントロールが中心でした。
しかしいくらカロリーを制限しても糖質を摂れば血糖値は上がります。
糖質量を考えないカロリー制限による対策は食事量もすごく制限されますし辛いことで知られています。
もちろん摂取カロリーを減らせば摂取エネルギーそのものをが減るので減量にはつながります。
しかし糖尿病になっている人の食事をカロリーだけで考えるととても寂しい内容になってしまいます。
カロリー計算が大変な上食べられる量が少ないのでストレスになります。

 

ある研究によれば、実際に糖尿病患者にカロリー制限と糖質制限とでグループを分けて比較。
結果糖質制限の方が「HbA1c(ヘモグロビンA1c)」数値に改善が見られたといいます。
つまり糖質制限は糖尿病の予防やダイエットのみならず、すでに糖尿病患者にも有益であるといえるようです。

 

糖質制限はどのように行うのか

糖質制限が糖尿病予防やすでにかかっている人、またダイエットにとって血糖値を上げないという面から良いと言いました。
しかし糖質制限が糖尿病の大きな要因である肥満の防止のみならずダイエットにどのよう繋がるのか。
また糖質制限をどのように行えばよいか、すぐには理解できないと思いますのでそれらを解説いたします。

 

糖質制限でなぜ痩せるのか

糖質制限でやぜ痩せることができるのか。
それはインスリンの追加分泌が抑えられるためです。
実はインスリンは24時間少しずつ絶えず分泌されています。(これを基礎分泌といいます)

 

糖質を摂ると血中にブドウ糖が流れ血糖値が上がり基礎分泌の何十倍ものインスリンが分泌されます。
インスリンはブドウ糖を筋肉や脂肪に取り込みエネルギーとして利用されます。
この時利用し切れずに余ったブドウ糖は脂肪として蓄えようとします。
しかし糖質を制限するとインスリンの分泌が抑えられ脂肪になりにくくなるとともに体脂肪がエネルギーとして使われようとします。

 

もう少し詳しく言うと・・・

 

体の細胞のほとんどは糖質以外もエネルギーとして使えます。
ただし赤血球や一部の細胞は糖質しかエネルギー源にできないので血糖値が下がりすぎない様に保たれています。
しかしエネルギーとなるブドウ糖が少ない場合、肝臓でアミノ酸などから糖質を生成する「糖新生」が起こります。
糖新生はとてもエネルギーを消費する反応で、糖質制限すると24時間糖新生が行われエネルギーが消費されます。
(糖質制限ではカロリーを気にせずタンパク質や脂質を積極的に摂ることも可能ですしむしろ摂るべきです。)

 

また糖質摂取が減り脂質の摂取が増えるとケトン体という体脂肪を分解した脂肪酸から生じる物質が増加します。
このケトン体がブドウ糖の代わりにエネルギーとして使われるようになります。
つまり従来のような糖質の摂取が必要なくなるということです。
ある一定の状態になるとブドウ糖を赤血球に譲り肝臓が脂肪酸を使って作り出したケトン体が使われるようになってきます。
(ケトン体については良し悪し諸説ありますが、糖質制限においては老化防止や健康に良いという説が強いです。)

 

これらの作用がダイエットに繋がる要因のひとつです。

 

糖質制限は肉や脂質は制限しなくてよいとされ食事を制限するストレスも少ない手法です。
肉などのタンパク質は消化吸収に対して摂取した30%が体熱になるので、それもエネルギーの消費に繋がります。

 

なお脂質に関しては不飽和脂肪酸(EPAやDHA、αリノレン酸など)の摂取を増やすとはコレステロールや中性脂肪を下げます。
良い脂質は決してダイエットの敵ではありません。

 

糖質制限では何をどのように食べればよいか、注意する食べ物は何か

糖質制限は食品に含まれる糖質量を制限する手法です。
ただし糖質制限といっても上記いうケトン体が生成されるほど糖質を排除する方法もあれば緩やかな「ロカボ」という手法もあります。
どちらも糖質制限する方法ですが少し内容が違います。

 

ダイエットの手法として血糖値の上がるスピードに着目した「低GI」とか「低インスリン」ダイエットというものもあります。
血糖値が上昇するスピードを示すGI値が低い食品は血糖値の上昇が緩やかなので良いというものです。
GI値のGIとはとはグリセミック指数とかグリセミックインデックスの頭文字を取ったものです。
しかし近年の研究で同じGI値でも血糖値の上昇に個人差が大きいことが分かりましたのでここでは取り上げません。

 

糖質制限における糖質量は「徹底的に糖質を抑える」から「制限はするけどそこまでは徹底しない」というのまであると思います。
また目的として糖尿病の対策、予防目的、ダイエットまでいろいろだと思います。
これらの違いを同じ糖質量の制限で語ることはできません。

 

そこで目的別での制限すべき糖質量をご紹介します。

 

徹底した糖質制限:1食の糖質量20g以下
糖尿病の予防・ダイエット:1食20〜40g、間食を1日10g、糖質摂取量をトータル70〜130g(ロカボと言われる手法)

 

ちなみに今の日本人は、1食で90〜100g、1日では270〜300gくらいの糖質をを食べています。
その半分程度に抑える感じですね。

 

通常の糖質制限は、ケトン体が出て来るまで低糖質状態にする手法です。
緩やかな糖質制限ダイエットはロカボ(ローカーボハイドレート)と言われやり易い糖質制限と言えます。

 

糖質制限における食材やメニューの糖質量の例

糖質制限では食べようとする食品やメニューにどの程度糖質が含まれているか把握する必要があります。
ただし全ての食材の糖質量を把握することは難しいので、大まかに上記でも記載した

白米(ごはん)、パン、麺類、シリアル食品、米や小麦・トウモロコシなどの穀物やそれらを精製したもの。
かぼちゃ、レンコンやニンジン・ジャガイモやサツマイモなどの根菜類、果物類。

 

一見体に良さそうな野菜やそばなど低カロリー食品でも糖質を多く含むもの。
カレーやハヤシライスのルーも日本の製品は小麦粉が多く使われているので注意。

 

スナック菓子等原料が小麦や米類が大半で加工されている食品。
砂糖を多く含む清涼飲料水。春雨などのでんぷん質。
ケチャップや白味噌、オイスターソース、コンソメ、みりん、片栗粉、はちみつなどの調味料類。
野菜ジュース、糖質が少ないイメージの微糖コーヒーなども注意。
加工食品で言えば佃煮、砂糖や糖質が多く使われている和菓子など。

これらは少なくとも注意したいところです。

 

普段食べるものでの糖質量は注意すべきものをもう少し詳細にいうと以下の通りです。

ごはん150g(茶碗普通盛1杯):約56gの糖質
玄米が健康に良いし低GIなので良いとされていますが糖質量は変わりません。
精米していないので残留農薬の懸念もありますので玄米ならなんでも良いというわけではありません。
また同じ米で言えば白米よりチャーハンの方が油でコーティングされているので血糖値を上げにくいと言われています。
さらにごはんで言えば冷や飯だとでんぷん質が消化されにくく変化するのでダイエットにはいいと言われています。
レジスタントスターチ(消化されにくでんぷん)と言われ、食物繊維のような性質を持ちます。

食パン6枚切で2切れ分:約56g
糖質をカットした低糖質パンなどが出ており、また小麦ふすまを使ったブランパンなどは低糖質で食物繊維も摂取できるのでオススメです。
ふすまパンと全粒粉パンは混同しがちです。ふすまは小麦の表皮だけを使用していて低糖質です。
しかしそれに対し全粒粉は小麦全てを粉にしていますので普通のパンと糖質量は変わらないので注意してください。

そば(ざるそば)1枚:約53g
健康に良いというイメージの強いそばですが、ほとんど具材がなく、タンパク質と脂質、食物繊維がほとんど含まれていません。
低カロリーではありますが糖質は多いので注意が必要です。
そば湯も糖質が溶け出しているのでご注意を。
食べたい時には同時にタンパク質を摂るなどの工夫をしてください。

果物
果物にはビタミン類が含まれているのでお菓子を食べるなら果物をと考えがちです。
しかし果物には糖質がどの程度含まれているかは把握しにくいです。
また含有されている糖質の種類もブドウ糖なのか果糖なのか、あるいはショ糖なのか分かりません。
糖質は種類によって血糖値の上がり方が違いますし血糖値を上げなくても注意が必要です。
特に果糖はブドウ糖への変換率が引くく血糖値が上がりにくい低GIと考えられていますが果糖の状態のまま血中を巡ります。
しかし間接的に血糖値を上げやすくしてしまうばかりか中性脂肪に変化するのでインスリンの働きを弱めてしまいます。
短期的には問題なくても長期的に血糖値を上げやくしてしまいますから一概に健康的と考えるのは間違いです。
最近の果物は糖度を上げるよう改良されておりトマトでさえ甘くなるように栽培されています。

清涼飲料水などの果糖ブドウ糖液糖、ブドウ糖果糖液糖
果糖ブドウ糖液糖は異性化糖と言われ、高い果糖含有率です。
果糖ブドウ糖液糖、ブドウ糖果糖液糖は別名「高フルクトースコーンシロップ」とも言われます
これは高果糖(果糖=フルクトース)のコーンシロップという意味です。
コーンシロップはトウモロコシのでんぷんを処理して作られますが、それをさらにブドウ糖より甘く変化(異性化と言います)させて作ります。
果糖ブドウ糖液糖は、糖の内果糖の含有割合が50〜90%未満、
ブドウ糖果糖液糖は、糖の内果糖の含有割合が 50% 未満のものを言い高果糖なブドウ糖と果糖の混合液です。

 

ブドウ糖と果糖の消化経路は異なっており、前述の通り果糖は血糖値を直接は上げません。
ただし中性脂肪を増やし長期的にインスリンの効きを悪くします。
果糖ブドウ糖液糖の果糖は、果物などの食物を経るのではなく果糖だけをダイレクトに大量に摂取することになります。
異性化糖は果糖とブドウ糖が分かれた状態で混ざっていますが、ブドウ糖の方は急激に血糖値を上げますので要注意です。
代謝経路の違うものが混ざり合っているので肥満リスクも含めて非常にリスクのある物質であると理解してください。

肉や魚などタンパク質
カルビは1人前(約90g)で糖質0.2g、牛レバーはカルビに比べて糖質は高いが3.7gです。
ただし焼肉のタレなどが糖質が高いのでむしろそちらに注意が必要です。
ステーキは150gで3.3g。
魚介類ではえび・白身魚・青魚等々は非常に低糖質です。
肉はビーフシチュー、青魚も味噌煮などに調理すれば砂糖やみりんの使用によって糖質は上がります。
とんかつは衣に糖質が多く1枚当たり約11g、唐揚げは1個1.4gです。
てんぷらなどはサツマイモが高糖質量なので注意が必要ですが、えびは2枚で4.4g、白身魚は3g、いかは4.5gとある程度はOKです。

ラーメン、うどん、パスタ
これら麺類は、麺だけだはなくスープや具なども考えなくてはいけません。
ラーメンの麺はだけで考えると100gで約29gですがラーメン1杯では79gと高くなります。
パスタ麺は糖質約28gですが、ミートスパゲティになると約66gになってしまいます。

 

意外な事実

今まで糖尿病は贅沢(ぜいたく)病といわれていましたが、国際的には糖尿病は貧困層に多いと見られています。
理由は安価な炭水化物食に偏るからです。
また糖尿病は地域格差があり、車の保有率が多く歩く歩数が少ないとか食習慣も影響します。
県別で糖尿患者の発生率が多い県はこのような側面があることを理解しておきましょう。

 

習慣として寝だめは糖尿病のリスクを高めることが分かっています。
つまり睡眠時間差が大きい人は空腹時インスリン値が悪化していることが分かっています。
また睡眠リズムが変わることで食事も含め生活が不規則になることでインスリン分泌以上を招くことが報告されています。

 

運動と規則正しい生活が必要ということですね。

 

糖質の量を把握して血糖値のコントロールすることはとても大変?

糖尿病やその予防のために糖質制限すること、あるいは糖質制限ダイエットを行うに際して糖質量を知ることは大変です。
また毎日食べるものを選んで血糖値のコントロールは大変と思うでしょう。
仮にロカボなど緩やかな糖質制限を行ったとしてもついついいつもの食事内容に戻ってしまう可能性も高いでしょう。

 

ある程度糖質の摂取に気を付けて生活することは大切です。
しかし毎日の糖質制限ダイエットにこだわりすぎると挫折にも繋がります。
もちろんたまに羽目を外すことも大切ですし、少しぐらいの食べ過ぎはリセットすることも可能です。
(糖質は一旦肝臓で処理されるので)
しかし今まで頑張って炭水化物を我慢したり糖質量を考えて食事していても止めるとリバウンドの原因にもなり健康に悪影響です。

 

無理せずに糖質制限や血糖値のコントロールを行うにはどうしたら良いか

無理せず糖質制限及び糖質制限ダイエットを行うにはどうしたらよいか。
それは血糖値の吸収を抑制したり体内に吸収されても血糖値を下げる作用のある食材や成分の摂取が有効です。
最近はトクホ(特定保健用食品)でも血糖値を穏やかにするものがたくさん出ていますが、そういうものを有効に取り入れるとよいでしょう。

 

以下血糖値を上げない、上がった血糖値を下げるといった作用のあるサプリメントを紹介します。
糖尿病の予防や対策のみならずダイエットにも非常に有益です。